【図解入門 TCP/IP】を読む - その4

1.2.4 標準化団体がプロトコルを決める

IEEE

比較的ハードウェア寄りのネットワーク技術の標準化は IEEE802委員会 で研究及び議論されています。
IEEE802の802は、1980年2月に発足したことから付けられた名称です。

IETF

比較的ソフトウェア寄りのプロトコルのほとんどが策定されている。

ハードウェアとソフトウェアの違い

それぞれがお互いの領域に侵食せず、参照するような形で標準化を進めるようになっているため、うまく共存できています。

1.2.5 各階層が連携して動作する仕組み

カプセル化と非カプセル化

送信端末は、アプリケーション層から順に、それぞれの階層でペイロードにヘッダーをくっつけて、PDUにしてから、ひとつ下の階層に渡します。

私たちなりに例えると

送信側でアプリケーション層でPDU(ダンボール)にデータ(ペイロード)を入れてヘッダー(伝票)を貼り、次の層へ違う名前を持たせながら渡していく工程をカプセル化と呼び、受信側では逆に伝票を剥がしながら上の階層へ渡していきます。これをカプセル化と呼びます。


コネクション型とコネクションレス

全部自動でやってくれてるのでユーザーは意識することはありません(すごい!🙌)

・コネクション型

最初に相手に対して 「送っても良いですか?」 と伺って
相手が 「良いですよ」 と確認してからデータを送る(3ウェイハンドシェイク)
しっかりとした手順を踏むため、転送に若干時間がかかりますが、確実にデータを転送する事ができます。
- メリット
確実にデータを転送する
- デメリット
少し遅い


コネクションレス

いきなり相手にデータを送りつけ、勝手に終了する。
- メリット
速い
- デメリット
必ず届くとは限らない

郵便配達をイメージするとわかりやすい。🏣🛵💨


参考

ハードウェアとソフトウェアについて
https://tech-camp.in/note/technology/86966/