【図解入門 TCP/IP】を読む - その8
アプリケーション層で動作する機器
次世代ファイヤーウォール
ファイアウォールの進化版です。色々なセキュリティ機能を詰め込み、統合化を図っています。IPアドレスやポート番号だけでなく、いろいろな情報をアプリケーションレベルで解析することによって、トラディショナルファイアウォールより高次元のセキュリティ、高次元の運用管理性を実現しています。WAF(ワフ)
Web Application Fireの略。
WAFはクライアントとサーバー間でやりとりされる情報のふるまいをアプリケーションレベルで一つ一つ検査し、必要に応じてブロックします。SQLインジェクション
生のSQL文を書くことで、そのSQLが実行されてしまう攻撃のこと。そうすると、サイトが改ざんされてしまったり、隠れていたデータが見られ奪われてしまうこと。XSS(クロスサイトスクリプティング)
入力欄に<script>
を書いた投稿をすることによって、ユーザーを悪意あるサイトへ飛ばすなどの攻撃のこと。セッションハイジャックやwebサイトの改ざんなどにも使われる。
負荷分散装置(L7スイッチ)
負荷分散方式という決まり事に基づき、背後にいる複数のサーバーに振り分けることによって、システム全体で処理できるトラフィック量の拡張を図ります。また、ヘルスチェックと呼ばれる、定期的なサービス監視を行うことによって、障害の発生したサーバーを負荷分散対象から切り離し、サービスのサービスの可用性向上を図ります。
負荷分散対象から切り離すイメージ…?
1 2 3 4 5
🪨 🪨 🪨 🪨 🪨
🙋 🙋 🙋 🙋 🧎 <無理
1 2 3 4 5
🪨 🪨 🪨 🪨 🚧 <切り離そう
🙋 🙋 🙋 🙋 🚧 <ここは使わないで
まとめ
ここまで物理層からアプリケーション層までの機器を数珠つなぎに繋いでいけます。
参考
本書のみ